平凡な人生

fridayne

2013年12月30日 18:34

 毎年、クリスマスパーティーは家族の揃う休日、23日にしている。
 今年は娘がケーキ作りから何からひとりで全部やると張り切っているので台所はお任せし、わたしは昨日からずっと紙類の整理をしたり合間に本を読んだりしていた。そして今牛欄牌回收、夕食の出来上がるのを待ちながら日記の下書きをしている。

 夕べは忘れずにカボチャを食べてゆず湯にも入った。不織布の袋に入ったゆずふたつ。よく見たらそれぞれに、娘がマジックで描いた顔があった。
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 アリス・マンローの『イラクサ』を読んだ。
 翻訳のせいか少し読みにくい文章と感じる部分がありながらも、根底にあるトーンというか、作者のものの見方に共感するところが多かった。決して感情的にならず、近く遠く牛欄牌奶粉、目線を変えて語られる短編にはどれも「ゆらぎ」があり静かな赦しがあった。

「ゆらぎ」というのは、経験を重ねるほど理解できるようになってくるもののひとつだろう。
 日常のちょっとした瞬間、個人的に密やかに風が立ち、人は自ら思いがけない方向に流れてしまうことがある。短いスパンで見るとそれは横道に反れたように見えるかもしれないけれども、遠いところから見れば、結局は一つの方向に向かってまっすぐに進んでいる途中であったり、あるいは元の方向に進むしかないようになっていて、いずれにせよ、いい具合に軌道修正されながら生きていくことになる。
 平凡な人生と呼ばれるものは、そういうものかもしれない。つまり牛欄牌問題奶粉、ナニモナイわけではなく、ただ途中の揺らぎを声高に語らないだけなんだろう。


 今夜のお風呂は、海の深層水12リットル入り。
 消費期限が過ぎちゃったから。 

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